子宮筋腫と貧血の関係が知りたい!貧血の改善方法は?

子宮筋腫は多くの女性が患う可能性のある婦人科の病気としてはとても多い病気でもあります。

ですから、もしかしたら自覚症状はないけれど子宮筋腫になっているかもしれないのです。

とはいえ、子宮筋腫もサイズやできた場所によってはさまざまな症状が出てくるものともいわれています。

そのひとつが貧血です。

子宮筋腫と貧血。

一見、まったく関係がなさそうなのですがどうして子宮筋腫になると貧血になりやすいのでしょうか?

今回は、その気になる関係や改善方法などを御紹介しようと思います。

子宮筋腫で貧血になる理由

まずは、子宮筋腫と貧血の関係を知りましょう。

子宮筋腫の症状でもっとも多いのが月経の変化です。

子宮筋腫になると月経期間が通常より長くなる場合や経血量が増えることがあります。

これらの不正出血が原因で貧血の症状が起きてしまうのです。

貧血は、子宮内にある筋腫が月経時に剥がれ落ちる子宮内膜の面積が増えることで経血過多になることで貧血になることもあります。

また、粘膜内に筋腫ができているのではなくて他の部分に出来ている場合には、筋腫が大きくなっていくにつれて子宮を圧迫し、常に出血することもあります。

ただ、貧血症状は初期ではあまり自分でも気が付かないので、それを重ねるうちにひどい貧血状態になっている場合もあります。

貧血の値としてヘモグロビン値が7.0以下になることもあります。

自分が子宮筋腫であると思っていなくても、だるかったり、めまいがするといった症状が続く場合には子宮筋腫を疑ってみてもいいでしょう。

また貧血が続くと鉄欠乏症にもなり、抜け毛が目立つようにもなります。

こうした自覚症状がみられたら、特に注意が必要です。

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子宮筋腫が原因の貧血を改善するには?

子宮筋腫が原因で月経過多や不正出血といった症状が続くことで貧血の症状が悪化してしまいます。

貧血の重症度やタイプを知るために血液検査が必要になります。

その結果でどのような治療を行うか計画を立てることになります。

そこで、貧血を改善するために行うことをご紹介しましょう。

貧血の改善には鉄剤を使用します。

鉄剤を使用することで血液中のホモグロビンの濃度が上昇して貧血状態が改善されます。

鉄剤は医師から処方されますので、しっかりと用法容量を守って服用しなくてはいけません。

けれども、鉄剤には副作用がある場合もあるので注意が必要です。

ですから、貧血の改善には鉄剤ばかりにたよらずに普段の食事から気をつけなくてはいけません。

貧血は食生活を改善することで食物から鉄分を補うことができます。

ここで、鉄分が多く含まれる食材をご紹介しておきましょう。

豚レバ、鶏レバー、乾燥ひじき、ほうれん草、小松菜には多くの鉄分がふくまれます。

レバーが苦手な方は、ヒジキや小松菜を献立にくわえるように心がけましょう。

さらに、ミネラルや乳酸菌が含まれる食品、ビタミンC、ビタミン12を摂取することで造血効果を期待できます。

反対に、お茶や紅茶、コーヒーなどにはタンニンが含まれ、鉄分の吸収を妨げてしまいますので食中、食後はさけるようにしましょう。

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更年期の子宮筋腫と貧血

子宮筋腫は女性ホルモンが関係しているといわれていますので、閉経後は自然に小さくなると言われています。

さらに閉経後に新たな筋腫が発生することはありません。

ですから、更年期の女性は、筋腫の大きさの変化を定期的に検診、検査して経過観察することが大切です。

ごく稀に更年期の磁器になっても子宮筋腫が縮小せずに成長して子宮肉腫になってしまうことがあります。

ですから、更年期だからといって安心せずに定期検診はしっかりと行いましょう。

とくに更年期は月経不順で月経過多になって、月経時の出血量が多く頻繁にナプキンを変えることも多くなります。

また、レバーのような血の塊がでることもあります。

このように多量の出血が子宮からあり、長期間続くことで慢性貧血の原因になってしまいます。

慢性貧血は全身倦怠感やめまい、息切れ、動機などの症状があらわれます。

子宮筋腫の治療は、筋腫自体の大きさがかわらなかったり、ひどい症状がない場合には経過観察となることがほとんどです。

貧血について、気になることがある場合にははやめに担当医に相談してみましょう。

子宮筋腫と貧血の関係についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、子宮筋腫が原因の貧血についてご紹介しました。

子宮筋腫に気づいていない場合には、貧血症状があってもそのままにしてしまう可能性があります。

けれども、月経に異常があって貧血症状がある場合には子宮筋腫の疑いがあります。

今回ご紹介したように、月経過多や不正出血といった症状がある女性は早めに婦人科を受診しましょう。

貧血は、子宮筋腫以外でも起こりうることです。

貧血症状がある場合には、薬だけでなく食生活を改善することである程度改善できますので、今回ご紹介した食材を積極的に摂取するようにしましょう。