その出血や不正出血は子宮筋腫の症状化も!気になる子宮筋腫と出血の関係は?
子宮筋腫は女性特有の病気で成人女性の4人に1人が子宮筋腫をもっていると言われている程の婦人科では一番多い病気でもあります。
とはいえ、子宮筋腫は大きさが小さい場合には、自覚症状を感じないので気づかない女性も多いと言われています。
そんな子宮筋腫ですが出血により自分が子宮筋腫かもしれないと疑う女性も多いのです。
そこで今回は、気になる子宮筋腫と出血や不正出血との関係をご紹介しましょう。
子宮筋腫と出血
子宮筋腫とは、ご存知のように子宮にできる腫瘍の事ですが、大きさや数、できる場所などは人それぞれです。
子宮筋腫の症状もさまざまですが、不正出血や月経過多などが多くみられます。
ですから子宮筋腫が小さいうちは自覚症状がなく気づかないで生活している女性も多いのですが不正出血などで気づく場合もあるでしょう。
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不正出血とは?
それでは、なぜ子宮筋腫になると不正出血が起こるのでしょうか?
そもそも、不正出血とは月経期間以外でも出血することを言います。
その程度も人それぞれですが、おりものに少し血が混じっているぐらいの人から、月経と同じくらいの出血がある人もいます。
月経は終わったばかりなのに、また出血で気づくこともあるでしょう。
色も鮮やかな鮮血の場合も褐色の場合もあります。
このような不正出血は、子宮筋腫ができているサインである場合もありますし、他の病気の可能性もあります。
ですから、このような不正出血がある場合にはできるだけ早めに婦人科を受診することをオススメします。
不正出血が1週間程度続く場合や量が月経のように多いと月経と勘違いしてしまうこともあります。
月経との違いは、月経の血液はべとべとしているのに対して、不正出血の場合にはさらさらしているといいう違いがあります。
出血が鮮血の場合には、子宮のどこかで出血が起きている可能性があるので早めに治療することが必要です。
不正出血の量が多く、腹痛を伴う場合は子宮ガンのおそれもあります。
血の混じったおりものに特有の悪臭がありますので、早いうちに医師に診てもらうことが大切です。
子宮筋腫で不正出血がおこる理由は?
ではなぜ、子宮筋腫になると不正出血がおこることがあるのでしょうか?
子宮筋腫の不正出血の原因は、子宮の外側にまで筋腫が飛び出てしまうことや、膣の近くまで筋腫が垂れ下がってしまう事です。
このような状態を筋腫分娩といいます。
とくに粘膜下子宮筋腫の場合に起こりやすく、多くの場合は筋腫が大きく成長したせいで重さが垂れ下がってくるのです。
この場合、通常の月経の月経血量もとても多いので、貧血状態になる女性も少なくありません。
さらに筋腫が下に降りてくると不正出血が起こっているので月経の期間以外でも出血します。
筋腫分娩は、膣まで筋腫がさがってきている時には細菌感染を起こした子宮内に菌が侵入することがあります。
そうなると敗血症になることもあり、最悪の場合には死に至ることもあるので注意が必要です。
気になる出血は子宮筋腫が原因かも?
初期の子宮筋腫では自覚症状がほとんどないといわれています。
けれども、一般的に子宮筋腫の症状としてわかりやすいものが月経の変化です。
もし、あなたが気になる出血がある場合には子宮筋腫を疑った方がいいかもしれません。
たとえば、月経が10日以上止まらない場合や出血量が異常に多い、レバーのような血の塊がある場合には子宮筋腫の可能性があります。
このような症状が出やすいのが粘膜下筋腫と言われるものです。
子宮の内側に向かって筋腫が大きくなるのが特徴の粘膜下筋腫の場合、月経期間以外でも出血がある不正出血の症状がよく見られます。
子宮筋腫が原因の不正出血は、ほとんど症状がないのですが稀に痛みを伴う場合もあります。
不正出血が多い場合はもちろんのこと、自覚症状がない場合でも子宮筋腫になると貧血状態になることがあります。
それが悪化すると動悸やめまい、立ちくらみなどの症状も伴う場合がありますので、不正出血など異常に気づいたら早めに婦人科を受診するようにしましょう。
子宮筋腫は自覚症状があまりないことから放置されることもありますが、不妊などの原因ともなりますので早めの治療が大切です。
子宮筋腫と不正出血の関係についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、子宮筋腫が原因の不正出血についてご紹介しました。
普段はなかなか自覚症状がないといわれている子宮筋腫ですが、月経に異常があったりすると自分の体に異変を感じる方も多いでしょう。
しっかりと自分の体の変化を感じるためには、普段から自分の体の状態をしっかりチェックしておくことが必要です。
とくに子宮筋腫の場合には、月経などに変化がありますので普段と量は同じか、期間はかわりないかなどしっかりとメモしておくと良いでしょう。
もちろん、痛みがある場合には早めに診断してもらうことも大切です。
子宮筋腫は成人の4人に1人がかかる病気と言われるほど身近な病気です。
自分自身にも可能性のある病気ですから、自分の体のことをよく理解して、しっかりと異変を感じられるようになりましょう。