子宮筋腫と腰痛は関係があるの?腰痛がひどいと筋腫が大きくなっている?
女性特有の病気である子宮筋腫。
子宮筋腫は成人の4人に1人が患っていると言われていますが、その症状がほとんど表れない人も少なくありません。
ですから気づかないうちに子宮筋腫が進行してしまっている場合もあります。
そんな子宮筋腫ですができる場所や大きさによって症状もさまざまです。
なかでも多くの女性が悩まされるのが腰痛です。
子宮筋腫によってなぜ腰痛になるのでしょうか?
腰痛の悪化は子宮筋腫が大きくなっているからなのでしょうか?
今回はそんな気になる子宮筋腫と腰痛の関係についてご紹介しようと思います。
なぜ子宮筋腫があると腰痛になるの?
まず、気になることと言えば子宮筋腫によってなぜ腰痛になるのかということです。
子宮筋腫と腰痛が直接関係があるわけではありません。
でも子宮筋腫は子宮にできる瘤のようなものですから、それが大きくなると骨盤や背骨の神経を圧迫して腰痛として現れます。
慢性的な腰痛症状となる場合もあります。
また大きくなった筋腫は他の内臓を圧迫して、さまざまな症状を引き起こします。
たとえば、膀胱を圧迫すると頻尿の症状がでたり、直腸を圧迫すれば便秘の症状がでたりもします。
これと同じように骨盤内の神経を筋腫が圧迫することで腰痛の症状となるのです。
ちなみに子宮筋腫が原因の腰痛は、筋腫のできた場所や大きさによっても痛みの具合などが違います。
たとえば、ぎっくり腰のようにずきずきとした痛みがあって立てない症状もあれば、生理中のような痛みが続く場合もあります。
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子宮筋腫による腰痛の治療は
このように子宮筋腫と腰痛が直接関係があるわけではありませんが、子宮筋腫のできた場所や大きさにより腰痛の症状が洗われる場合があります。
子宮筋腫による腰痛は、実際には子宮筋腫が原因であることが検査を受けないとわからないことが多いのです。
その理由は、その痛みが椎間板ヘルニアや坐骨神経痛と似ているからです。
ただ、子宮筋腫による腰痛である場合には、腰痛以外にも月経異常などの症状も合わせて見られることが多いので気づくこともあるでしょう。
では、子宮筋腫による腰痛はどのように治療することができるのでしょうか?
子宮筋腫自体は、手術で筋腫を切除するという方法で改善できます。
筋腫を切除すれば、腰痛自体も治るでしょう。
ただ、腰痛の原因が子宮筋腫ではなく他の病気である場合もありますので注意が必要です。
子宮筋腫による腰痛は、そのまま長く放置していると手術をした場合にも後遺症が残ってい舞う場合もあります。
ですから、気になったら早めに治療することをオススメします。
手術以外でも医学的に効果が確認されているわけではありませんが幾つか腰痛を改善する方法があります。
それは、整体やヨガ、ストレッチなどを行うことです。
ストレッチなどを行うことで骨盤の歪みを矯正することで、子宮筋腫が小さくなったり、子宮筋腫が原因の腰痛が改善されることもあります。
子宮筋腫による腰痛体験
わたしの姉は40代前半で妊娠、出産をしました。
結婚自体が30代後半、それから妊娠を望んでいましたがなかなか妊娠できませんでした。
その理由のひとつが子宮筋腫でした。
ただ、他にも妊娠しにくいと考えられる要因があったので子宮筋腫の治療はしませんでした。
そんな姉ですが、出産したからぎっくり腰のような腰痛を感じることがなんどもありました。
子供を産んで赤ちゃんを抱っこすることも多かったのでそれが原因と考えていました。
けれどもあまりに頻繁に腰痛に悩まされるので気になって病院で相談したそうです。
するともしかしたら子宮筋腫が大きくなっているのかもしれないという事で検査をしました。
案の定大きくなっていたのです。
その子宮筋腫が神経を圧迫することで腰痛が酷くなってしまったようでした。
姉は40代半ば、すでにひとり子供を産んでいて2人目を臨んではいませんでしたが、とりあえず筋腫のみの切除手術を行いました。
その手術によって悩まされていた腰痛が全くなくなったと言います。
姉が子育てが原因だと思っていた腰痛は子宮筋腫が原因だったんです。
みなさんも腰痛で悩んでいたら実は子宮筋腫が原因だったという事があるかもしれません。
腰痛はさまざまな病気が原因となっている場合もありますので、一度検査をしてみるとよいでしょう。
子宮筋腫と腰痛の関係と治療法についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は子宮筋腫と腰痛について、その関係や治療法についてご紹介しました。
子宮筋腫が腰痛と直接関係しているわけではありませんが、子宮筋腫が原因で腰痛が起こることもあります。
腰痛は他の病気と関係していることもありますので、しっかりと調べなくてはいけません。
子宮筋腫が改善されることで腰痛も改善されれば、子宮筋腫が原因とわかりますが、腰痛だけ残るようであれば他の病気の可能性も考えなくてはいけません。
今回、ご紹介したように改善を試みても効果がない場合には、一度受診してその原因を調べた方がよいでしょう。