子宮がんの初期症状は自分でわかる?原因はなに?

女性特有の病気はいくつかあるけれどその中でもわりと知られているのは「子宮がん」ではないでしょうか?

実は、子宮がんによる死亡数がここ数年増加しているという事もあり、気になる病気のひとつでもあります。

とはいえ、子宮がんは早期発見すると生存率も高くなる病気なので、子宮がんの初期症状などを知って早めに検査を受けるようにしたいものです。

今回は、子宮がんの初期症状や原因などをまとめてお話していこうと思います。

ぜひ、参考になさってください。

子宮がんとは?

まずは、子宮がんがどのようなものなのかお話していきましょう。

子宮がんとは、子宮にできるガンのことを一般的にそう呼んでいますが「子宮がん」という病名があるわけではありません。

子宮がんは、がんができる部分によって子宮頸がんと子宮体がんの二つがあり、それをまとめて子宮がんと呼んでいます。

<子宮頸がんとは>

子宮頸がんは、子宮と膣をつないでいる子宮頸部という部分にできるガンのことです。

子宮頸がんは20代~30代の女性が患うガンの中でも最も多いと言われています。

がん細胞の増殖がゆっくりで、正常な制帽が癌になるのに5年から10年かかると言われています。

ですから、子宮頸がん検診を定期的に受けることでがんになる前に発見できれば、完治の可能性も高いものです。

<子宮体がん>

子宮体がんは、子宮の上部にある子宮体部という部分にできるガンのことです。

その多くが子宮内部を覆っている子宮内膜に発生します。

子宮内膜は、生理のたびに剥がれるものなので閉経前に子宮体がんを患うことは少なく、発症は40代後半からが多く50代~60代でピークになると言われいます。

子宮体がんは、発症するのが子宮の奥になるので発見しにくいと言われます。

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子宮がんになる原因はなに?

では、子宮がんになる原因はどのようなことなのでしょうか?

子宮頸がんは、性行為によってヒトパピローマウイルスというウイルスに感染することが原因です。

子宮体がんは、女性ホルモンのひとつエストロゲンの長期刺激により子宮内膜が過剰増殖することが原因です。

子宮がんの初期症状はどのようなもの?

では、自分で子宮がんの症状に気づくことができるのでしょうか?

子宮がんの初期症状をチェックしていきましょう。

子宮頸がんの初期症状といっても、実は初期の段階では自覚症状がほとんどありません。

不正出血やおりものの変化もほとんどないので気づくことはあまりないかもしれません。

おりものにほんの微量な糸を引いたような出血があります。

トイレットペーパーにほんの少し色づいたりということはありますが、体の異常と考えるほど変化ではないので見逃してしまいがちです。

子宮頸がんも進行していくと、性行後に出血したり、激痛を感じることもあります。

このような症状がある場合には子宮頸がんの可能性を考えて早めに婦人科を受診しましょう。

つぎに子宮体がんの初期症状ですが、こちらは不正出血があります。

子宮体がんは、子宮頸がんとは違って初期段階から月経ではない不正出血があるのでわかりやすいです。

とくに閉経後は不正出血があると子宮体がんのサインともいえるので早めに婦人科を受診するようにしましょう。

子宮体がんの検診はできる?

子宮体がんをできるだけ早く見つけるために定期的に検診を受けることをオススメします。

20歳からは2年に1回公費負担の子宮がん検診を受けることができます。

基本的に子宮頸がんを見つけることが目的なので子宮体がんは発見できないこともあります。

子宮頸がん検診の結果によっては子宮体がんの検診を受けることが必要になる場合もあります。

とくに6か月以内に不正出家悦があって、満50代以上や閉経しているという女性は子宮体がんの検査も受けた方がよいでしょう。

子宮頸がんも子宮体がんもわかりやすく治りやすいガンのひとつと言われているので、できるだけ定期的に健診を受けて早めに発見できるとよいでしょう。

20歳を過ぎたら1,2年に1回子宮頸がん検診を受けて、40代後半以上の人は子宮体がん検診も合わせて受けるようにしましょう。

お住まいの市町村の検診スケジュールなどもしっかりと確認しておきましょう。

子宮がんの初期症状と原因についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は子宮がんの初期症状と原因についてご紹介してまいりました。

子宮がんとは子宮頸がんと子宮体がんのことで初期症状としては子宮頸がんはほとんどなく、子宮体がんは不正出血があることがわかりました。

子宮がんは、がんの中では早期発見しやすい癌であるとともに早期発見で治しやすいガンということでできれば定期的に健診をして初期に見つけたいものです。

もちろん、自覚症状などいつもとは違うことがあれば早めに婦人科を受診して相談してみましょう。

自己判断は危険ですので、気になることがあれば受診することを心がけましょう。