子宮筋腫があると妊娠しずらいのはなぜ?妊娠の可能性は?
子宮筋腫といえば、女性特有の病気として知られています。
そして、成人女性の4人に1人が患っているともいわれる病気なので、気になっている方も多いのではないでしょうか?
子宮筋腫は大きさが小さい場合やできる場所によってはほとんど症状を感じないこともあるそうです。
とはいえ、気になるのは子宮筋腫があると妊娠しずらいと言われている事。
これから妊娠を望んでいる女性にとっては、とても気になる問題だと思います。
そこで、今回はなぜ子宮筋腫があると妊娠しずらいと言われているのか、また妊娠の可能性はあるのかなど気になる点を学んでいこうと思います。
子宮筋腫と妊娠の関係は?
子宮筋腫は、子宮を造っている筋肉の細胞が増えてできてしまう良性の腫瘍です。
成人女性の約25%が患っているとされる子宮筋腫と妊娠の関係が気になります。
どのような関係があるのでしょうか?
まずは、子宮筋腫があると妊娠はできないのかというとそうではありません。
子宮筋腫があっても通常に妊娠、出産をしている方は大勢います。
けれども、子宮筋腫が不妊の原因になることも本当なのです。
子宮筋腫と不妊の関係は?
不妊の原因にはいろいろとあります。
女性に原因がある場合も、男性に原因がある場合もあるのです。
女性側に原因がある場合に最も多いと言われているのが排卵障害です。
排卵障害とは、排卵が正常に行われない状態にあることです。
排卵障害が起こる原因としては精神的なストレスや急激な体重の変化がありますが卵巣自体に原因がある場合もあります。
子宮は受精卵が子宮内膜に着床するというとても大切な役割があります。
ですから精子と卵子のタイミングあって受精しても着床しなければ妊娠はできません。
ということは子宮の形に異常があったり、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が不妊に原因になるというわけです。
なかでも子宮筋腫は、不妊に原因として最近増えていると言われています。
最近は、女性も社会に進出したことから妊娠出産が高齢化していることも理由と考えられてます。
また、月経がはじまる年齢も低下しているので月経に依存し成長する子宮筋腫が低年齢でも見られることも不妊の原因となっていると考えられます。
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子宮筋腫が不妊になる原因は?
子宮筋腫ができると子宮が大きくなります。
その形は人それぞれなので、デコボコとしていると受精卵が着床しにくくなるのです。
筋腫が子宮内腔にある粘膜下筋腫の場合には、妊娠の条件がわるくなります。
着床できたとしても、子宮が硬くなっていて収縮し易いので、流産しやすくなってしまうのです。
もちろん不妊の原因は他にもありますが、子宮筋腫があるのが分かっていて他に不妊の原因が見つからない場合や流産を繰り返す場合には、筋腫を取り除く手術を受けて妊娠をすることもできるでしょう。
子宮筋腫があっても妊娠が可能なのか?
子宮筋腫があって妊娠を望んでいる女性が一番きになるのが妊娠は可能なのかということです。
子宮筋腫がある人はぜったいに不妊になるというわけではありません。
筋腫をもったまま妊娠・出産ができる人もいます。
けれども、実際に妊娠すると子宮がやわらかくなり大きくなりますが、筋腫があることで子宮が硬くなってしまうので大きくなりにくくなってしまいます。
また大きくなってしまった場合には刺激が子宮に加わって流産しやすくなります。
このように子宮筋腫があると妊娠になんらかの支障をきたすこともありますが、その大きさや場所などにも関係しています。
とくに問題なく妊娠できる可能性もあることをわすれないでください。
子宮筋腫と妊娠への影響は?
子宮筋腫ができても妊娠する可能性はあります。
妊娠中期になると男性のある固い腫瘤の筋腫は、やわらかく変化して子宮の一部のようになっていきます。
そして、筋腫のほとんどは胎児の発育や分娩には問題がないといわれています。
妊娠中は筋腫への血流が悪くなると痛みになることがあります。
急にお腹がいたくなったりしたら、医師の診断を受けるようにしましょう。
もちろん場合によっては、出産前に手術をすることもありますし、出産方法を変更することもあります。
何か体に異変があったら、まずは医師に相談を心がけましょう。
子宮筋腫があると妊娠しずらいことについてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、子宮筋腫があると妊娠がしずらいといわれる原因や不妊の原因についてご紹介しました。
子宮筋腫は、大きさやできる場所などは人それぞれです。
ですから、一概に妊娠しずらいといえるわけではありません。
けれども、妊娠を望んでいるのになかなか妊娠できなくて悩んでいる場合には子宮筋腫が原因となっていることも疑わなくてはいけません。
もちろん、子宮筋腫を摘出して妊娠・出産をすることも可能ですので専門医に相談してみるとよいでしょう。