子宮筋腫の痛みの原因と痛みをやわらげる方法は?

多くの女性が悩まされる子宮筋腫。

女性特有の病気ですが、子宮筋腫は良性の腫瘍です。

ですから、子宮筋腫ができたからといって生命にかかわるようなことはありません。

けれども子宮筋腫が進行したり、大きくなったりすることで痛みを伴うこともあります。

今回は、そんな子宮筋腫の痛みについて、その原因や痛みを和らげる方法などを御紹介しようと思います。

ぜひ、参考にしてみてください。

子宮筋腫は痛みを伴うの?

子宮筋腫は成人女性の約25%が持っていると言われているもので、子宮筋腫があるから必ず強い痛みがあるわけではありません。

けれども、子宮筋腫が進行していったり、筋腫の状態が変化したり、その他の原因や症状が重なって強い痛みを伴うこともあります。

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そのため、以前から生理痛が酷かった人はよりひどくなったり、出血が多くなったり、生理が終わっても痛みが続くことがあります。

このような場合には早めに専門医に相談したほうがいいでしょう。

子宮筋腫の痛みにもいろいろありますが、有茎性の子宮筋腫の場合には強い痛みがあると言われています。

そして、筋腫の茎部分が捻じれて痛みが生じたり、茎が伸びて下の方に降りてきた筋腫を押し戻そうとする子宮の収縮の動きで痛みが生じることもあります。

ほかにも、筋腫が石灰化したり、壊死したりといって変形により血流が悪くなったときに一時的に激しい痛みがある場合もあります。

子宮筋腫自体の痛みのほかに、子宮筋腫が大きくなったことによって他の内臓や骨盤を圧迫することで感じる痛みもあります。

下腹部に痛みが続く場合や腰痛なども子宮筋腫が原因の痛みである場合があります。

このような子宮筋腫のよる痛みは、一時的には鎮痛剤によってやわらげることができます。

けれども、しっかりと根本治療を行うことが不安を取り除くことができるでしょう。

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子宮筋腫の治療と痛み

子宮筋腫があることで痛みを感じること、子宮筋腫が大きくなり内臓などを圧迫することで感じる痛み以外にも治療の家庭での痛みもあります。

子宮筋腫の治療法にはいろいろあります。

子宮筋腫に続く血管に詰め物をして筋腫に栄養が行くのをとめて筋腫を小さくしていく治療法があります。

この治療方法の場合には痛みが出てくることが治療の効果が出てきた証拠だと言われています。

ですから、痛みが出てきたからといって治療を中断してはいけません。

治療を始める前にしっかりと説明を受けておきましょう。

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子宮筋腫の痛みを和らげる方法

子宮筋腫の痛みは、人それぞれです。

子宮筋腫の症状や進行状況によって異なりますので根本的な解決をするためには医師とともに治療法を検討する必要があります。

けれども、痛みを和らげるためにはいくつか自分でできることもあります。

そのひとつが体を温めることです。

女性にとって冷えは大敵です。

また、子宮筋腫の原因のひとつは血行不良による冷えがあり、それを解消することで症状を軽くすることをめざします。

たとえば、多くの冷えでなやむ女性が取りいれている中村式温熱療法というものがあります。

これは、ホットパックという医療機器を使い、下腹部やその裏側を温めることで冷えを解消するというものです。

中村式温熱療法によって体温をあげることで、全身の血行が改善されるので子宮筋腫の改善にもつながります。

また、子宮筋腫の痛みだけでなく月経異常なども軽減することが期待できます。

もちろん、このホットパックがなくても冷えを解消することができます。

入浴中の女性

毎日の入浴時にはしっかりと温まること。

寒い時期は腹巻などを活用すること、カイロを用いることなども冷えを解消する簡単な方法です。

さらに子宮筋腫による腰痛で悩んでいる場合には、痛い場所を温めることのほかにも、骨盤の歪みを治すことなども痛みの改善につながります。

ですから、適度な運動を習慣にしたり、整体に通ったり、軽いストレッチやヨガを取りいれてもよいでしょう。

あわせて食生活の見直しやストレスを上手に解消することなども心がけるようにしましょう。

血行を改善することは、子宮筋腫を小さくしたり、つらい症状を緩和することにも役立ちます。

子宮筋腫の痛みと痛みを和らげる方法についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は子宮筋腫の痛みとその痛みを和らげる方法についてご紹介しました。

子宮筋腫は小さいうちは自覚症状がないほどのものですが、大きくなったり状態が変わると激しい痛みを伴うことがあります。

また、子宮筋腫がほかの臓器を圧迫することで痛みを伴うこともあります。

そのような痛みを伴うと日常生活に支障をきたすこともあります。

痛みがある場合には早めに専門医に相談をしましょう。

基本的には根本治療が大切ですが、日常生活の中でも取りいれることができることも幾つかあります。

それらを上手に生活に取りいれながら、子宮筋腫があっても少しでも快適に生活できることを願います。