子宮筋腫で腰痛になる理由が知りたい!腰痛の改善方法は?
子宮筋腫は、多くの女性が悩まされている女性特有の病気のひとつです。
そんな子宮筋腫ですが、初期や大きさが小さい場合などは自覚症状がなくて気づかない女性も少なくありません。
けれどもいくつかの症状によって、子宮筋腫を疑うことにもなります。
そんな子宮筋腫の症状のひとつが腰痛です。
一見まったく関係のなさそうな子宮筋腫と腰痛ですが、なぜ子宮筋腫で腰痛になってしまうのでしょうか?
今回は、子宮筋腫と腰痛の関係についてご紹介しましょう。
子宮筋腫と腰痛の関係は?
なぜ、子宮筋腫だと腰痛になってしまうのでしょうか?
子宮筋腫の症状のひとつである腰痛は、普通、子宮筋腫を放置してだんだんと大きくなったときに実感することが多いようです。
大きくなった筋腫は、子宮のまわりにある他の内臓を圧迫してしまいます。
圧迫される場所によって、さまざまな症状がでてしまうのです。
たとえば、膀胱を圧迫されると頻尿の症状がでます。
直腸を圧迫されると便秘などの症状がでます。
これと同じように骨盤内の神経が腫瘍によって圧迫されると腰痛の症状が出ることがあるのです。
子宮筋腫が原因となって症状がでる腰痛の場合には、筋腫の大きさやできている場所などによって痛みの程度や様子が変わってきます。
その痛みは、ズキズキとしたぎっくり腰のような痛みの場合もあれば、生理痛のようにうずく痛みの場合もあります。
また筋腫が大きくなってくると神経を圧迫しますので、腰痛だけでなく、足のしびれなどの症状が出る場合もあります。
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子宮筋腫が原因の腰痛の改善方法は?
それでは、子宮筋腫が原因で腰痛になってしまった場合にはどのように改善していくのでしょうか?
基本的に子宮筋腫が原因の腰痛は椎間板ヘルニアや坐骨神経痛と似ていると言われています。
ですからしっかりと検査を受けないと原因を間違ってしまうこともあります。
けれども、子宮筋腫の場合、腰痛と月経異常の症状が同時に現れるため気づくこともあるようです。
子宮筋腫が原因の腰痛の場合には、筋腫を手術で切除してしまえば改善されます。
けれども、筋腫を切除しても改善去れない場合は、他の病気が原因かもしれません。
また、子宮筋腫が原因の腰痛をそのまま放置してしまうと、手術をしても後遺症が残ってしまう場合もあります。
ですから、できるだけ早めの対処が必要になります。
腰痛の症状がでるまで筋腫を成長させない
子宮筋腫が原因の腰痛の症状がでるということは、それだけ筋腫が育ってしまっているということ。
ですから、腰痛が出る前に筋腫を何とかしたいものです。
子宮筋腫が原因の腰痛がでてしまうと、腰痛の治療と子宮筋腫の治療と両方を行うことになります。
ですから、子宮筋腫があることがわかったら定期的に検査を行って大きさや状態をチェックするようにしましょう。
子宮筋腫と骨盤のゆがみ
じつは子宮筋腫をもっている女性のほとんどが骨盤が大きくゆがんでいると言われています。
その理由は骨盤周りの筋肉が硬くなってしまう為に骨盤が歪んでしまうのです。
骨盤が歪むと子宮の内側も歪んでしまいます。
子宮は骨盤の中でぶら下がっている状態なので、歪みによってどこか一カ所が引っ張られたり、たるんでしまったりして体の不調を感じてしまうこともあります。
実は骨盤の歪みが原因で子宮筋腫ができてしまうこともあると言います。
それは、歪みから体を守ろうとしてだんだんと体の中に塊を造ってしまうというわけです。
つまり、子宮筋腫が原因で骨盤が歪んでいる場合と骨盤が歪んでいるから子宮筋腫になることが考えられるのです。
ですから、骨盤の歪みを改善することで子宮筋腫や子宮筋腫からくる腰痛を改善が期待できます。
そのためには、毎日のストレッチやヨガなどで徐々に骨盤の歪みをとることが大切です。
骨盤の歪みを治すストレッチ
骨盤の歪みは子宮筋腫の原因ともなりますし、女性の大敵である冷えの原因ともなります。
ですから、できるだけしっかりと骨盤の歪みはなおしておきたいものです。
そこで簡単なストレッチを行いましょう。
まず、うつぶせ寝をして両足を大きく開きます。
その状態で上半身だけを起こして腰が痛くないところでとめて腕で支えます。
肘から下を支えにするようにして痛みを感じたらストップしましょう。
痛みを感じない場合には、開いた両足の膝を曲げて足の裏をくっつけるようにします。
腰の骨を床に押し付けるような形でこの状態をキープしたらゆっくりと足を下ろして元の状態にもどります。
これを1日数回行うようにしましょう。
このストレッチを行っている最中には呼吸を止めないように気を付けます。
また、痛みを感じたらすぐに中止しましょう。
子宮筋腫と腰痛の関係についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、子宮筋腫が原因の腰痛についてご紹介しました。
子宮筋腫が原因の腰痛の場合には、筋腫がかなり成長していることが考えられます。
症状を感じたらはやめに婦人科を受診して治療を開始すると良いでしょう。