子宮筋腫は閉経後どうなるの?その症状について知りたい!
子宮筋腫といえば、婦人科系の病気のなかでも一番多くの人が患っているといわれる病気です。
とくに30代~40代の女性の4人に1人が子宮筋腫をもっていると言われているので、今気づいない女性ももしかしたら子宮筋腫かもしれないのです。
その理由は、子宮筋腫はひとそれぞれ大きさも違えば、できる場所も違うので症状も違うからです。
とくに小さくて初期の筋腫は、自覚症状がないので気づかない人も多いのです。
そんな子宮筋腫ですが、閉経後には小さくなるなどという事を聞いたことがある方も多いでしょう。
そこで今回は、そんな閉経後の子宮筋腫の症状や治療などについてご紹介しようと思います。
子宮筋腫は閉経後小さくなる?
みなさんも聞いたことがあるかもしれませんが、子宮筋腫の原因は女性ホルモンのバランスだと言います。
ですから、一般的に子宮筋腫は閉経後には小さくなります。
そして、生理が終わると子宮筋腫の症状もなくなるので、特別な治療をしない場合が多くなります。
子宮筋腫に気づいた時には、もう閉経間近であったり、症状があっても手術する程でもない場合には閉経に入るまでしばらく様子を診ることもよくあります。
実は、閉経すると筋腫に栄養がいかなくなります。
ですから、筋腫が小さくなったり、数が減ったりします。
これは女性ホルモンが低下するからです。
子宮筋腫が大きくなるときは、エストロゲンという女性ホルモンの一種が関わっています。
閉経すると、卵巣の働きが弱まるので筋腫も弱くなって小さくなります。
ですから、閉経までの期間があまり長くない45歳以上の女性の場合には、経過観察になることが多いのです。
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子宮筋腫の閉経後の治療は?
子宮筋腫は一般的に閉経後小さくなるので、症状もなくなっていいます。
ですから、45歳以上の女性で子宮筋腫が見つかった場合には、薬を使って懐疑的な閉経状態にして筋腫を小さくして閉経までの時間稼ぎの治療をすることもあります。
けれども、この薬で治療するとホルモンのバランスが乱れるので、更年期障害の症状のようなのぼせやイライラといった副作用もあります。
また、この薬を継続して使えるのは約半年ほどなので30代~40代前半の女性の場合には使えません。
閉経後も子宮筋腫が小さくならないのは?
閉経後に筋腫が小さくならないこともあるのでしょうか?
実は、閉経後に筋腫が小さくならずにそのままの大きさでいることもあります。
また、まれに閉経後も筋腫が成長し続けることもあります。
このような場合には早めに専門医に相談しましょう。
さらに、閉経後に筋腫が成長したり、やわらなくなったりして、子宮筋腫による痛みがある場合には子宮筋腫ではなくて子宮肉腫の可能性があります。
子宮肉腫は悪性の腫瘍なので早めの治療が必要です。
子宮筋腫がある場合には、閉経後も経過観察が必要となりますので定期的に検査を受けるようにしましょう。
閉経後に子宮筋腫を発症することは?
子宮筋腫は女性ホルモンのエストロゲンの影響で大きくなります。
ですから、女性ホルモンの分泌が少なくなった閉経後に発症することはありません。
万が一、閉経後に子宮筋腫が発見された場合には、閉経前にできたものだと言えます。
この場合も子宮筋腫は閉経後次第に小さくなっていくのでとくに治療は必要ありません。
閉経後の子宮筋腫と更年期障害
閉経近くになると子宮筋腫の症状とともに更年期障害の症状も出てきます。
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンには、女性らしい体をつくるほかに、心を安定させたり、コレステロール増加の抑制などの作用もあります。
これが減少することによって、更年期障害の症状としては、のぼせやイライラ、うつ状態、耳鳴り、不眠などがあります。
子宮筋腫の腰痛などの症状にプラスして更年期障害の症状も併発するととても生活に支障をきたす方もいます。
また、子宮筋腫の治療のために一時的に薬で閉経の状態にする場合にも、同じような更年期障害の症状が見られます。
子宮筋腫は閉経後にどうなるのかまとめ
いかがでしたか?
今回は、子宮筋腫が閉経後にどのように変化するのか、治療法はどうかわるのかについてご紹介しました。
基本的には子宮筋腫は閉経後小さくなるので治療の必要はないといわれています。
けれども、症状がひどい場合などにはある程度に治療を行うこともあります。
また、閉経後でも小さくならなかったり、逆に成長を続ける場合にはほかの病気の可能性もあります。
ですから、閉経間近だからといって子宮筋腫を放っておかずに定期的に検査して異常がないかはしっかりとチェックしましょう。
また、気になることがあったらなるべく早く専門医に相談することをおすすめします。