子宮筋腫の検査ってどうやってやるの?費用はどのくらい?
子宮筋腫と言えば、女性特有の病気としてご存知の方が多いと思います。
そんな子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。
良性なのでがんになることはほとんどありません。
とはいえ、そのままにしておくと不妊の原因などにもなるので、早めに子宮筋腫を発見することも大切です。
では、子宮筋腫はどのように見つけることができるのでしょうか?
今回は、そんな気になる子宮筋腫の見つけ方や検査方法、費用についてお話していこうと思います。
ぜひ、参考になさってくださいね。
子宮筋腫は定期検査で見つけることができる?
子宮筋腫といえば、なかなか自覚症状がないと言われています。
ですから、自覚症状があって気が付いた時にはかなり大きくなっている可能性があるのです。
子宮筋腫が小さいうちは自覚症状がほとんどなくて、筋腫が大きくなると生理周期などに乱れが出たり、筋腫の周りの臓器が圧迫されるので下腹部にハリや痛みがあったりします。
このような自覚症状がでるくらい筋腫が大きくなっていると、子宮がん検診などで定期検診をうけると子宮筋腫を見つけることができます。
ただ、この場合でも内診のみでは見つからない場合もあります。
ですから、とくに症状がない場合でもできれば1年に1度ぐらいは定期検診と超音波での子宮筋腫検査を受けると良いでしょう。
子宮筋腫の検査ってどうやってやるの?
では、子宮筋腫の検査はどのように行うのでしょうか?
子宮筋腫の検査を行う場合には、自覚症状があるかどうか、子宮筋腫の大きさや場所などによって検査方法がちがいます。
いくつかの検査方法をご紹介しましょう。
1.内診
健康診断などで主に行われるのが内診です。
直接意思が膣の中に指を入れて下腹部を触診しながら膣内や子宮内にしこりがないかを調べる方法です。
子宮の大きさや硬さ、凹凸の有無なども内診でわかります。
子宮が大きくなっていて硬いしこりができるので子宮筋腫が発見できるのです。
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2.超音波検査
超音波を当てて跳ね返ってくるエコー画像をモニターに映すことで子宮の状態を調べることができるのが超音波検査です。
内診では見落としてしまうような小さな筋腫も見つけることができます。
超音波検査にも2種類あり、プローブと呼ばれる機械をお腹の上から当てる方法と直接膣内にプローブを入れて調べる方法があります。
子宮筋腫の位置によっては両方を行った方がいい場合もあります。
3.MRI検査
内診や超音波検査によって子宮筋腫があるだろうとわかった場合に、MRI検査でその大きさ、数、場所などを正確に確認することができます。
MRI検査を受けることで子宮筋腫ではなく悪性の子宮肉腫や子宮内膜症に一種である子宮腺筋症と見分けることもできるのです。
4.子宮鏡検査
子宮鏡検査は、子宮の中に細いカメラを入れることで子宮内部の状態を直接観察します。
超音波検査などで子宮内膜のすぐ下に腫瘍があるとわかった場合などは子宮鏡検査をすすめられることがあります。
このように4つの方法がありますが、どの検査を行うかは医師が決定します。
子宮筋腫の検査にはどのくらいの費用がかかるのか?
子宮筋腫の検査方法が分かったところで気になるのが費用です。
子宮筋腫を検査する機関によって費用は違いますが、一般的に内診と超音波検査などの基本検査の場合には保険適用で1回3000円程度となります。
けれども、定期検診だと保険が適用されないので全額自己負担になります。
MRIなどの精密検査は自分で希望して受ける場合には自由診療となり保険が適用されません。
けれども、内診や超音波検査で子宮筋腫の疑いがある場合には、さらに詳しく調べるためにMRI検査をするので費用は保険適用になります。
MRI検査の場合、保険適用になると6000円~8000円となります。
実際に検査を受けるのがどのような状態であるかによって費用も変わります。
できるだけ保険適用にしたいのなら、健診という形ではなくて、自覚症状があるとか、違和感があるなどの原因をいい検査をしてもらえばいいと思います。
子宮筋腫の検査方法や費用についてのまとめ
いかがでしたか?
子宮筋腫をできるだけ早く見つける為には定期検査が有効とわかりましたね。
でも、自覚症状がなくてだいぶ放置してしまってる場合も考えられます。
そのような時は保険が適用される治療となるように、できるだけ検査といわずに、不調をかんじている部分などをしっかりと医師に伝えるようにしましょう。
子宮筋腫の疑いがある場合の検査方法もいろいろなので、あまりおどろかずに医師の指示に従いましょう。
今回のように、さまざまな検査法がありますがその症状によって検査を選ぶことになります。
自分が子宮筋腫なのかもしれないと不安になりましたか?
子宮筋腫は多くの女性がなっているので症状がなくても検査してもらうとよいでしょう。