子宮筋腫の治療に処方せれるピルとは?どんな注意点があるの?

子宮筋腫といえば、子宮の筋肉にできる腫瘍の事ですが良性であるため基本的には命に関わる病気ではありません。

とはいえ成人女性の4人に1人が子宮筋腫をもっているといわれるくらい、女性なら誰でも可能性のある病気のひとつなんです。

そんな子宮筋腫の治療方法のひとつにピルがあります。

ピルというとちょっと怖いイメージがある方もいると思いますが、子宮筋腫の治療にピルが使われる理由や効果などがきになりますね。

今回は、そんな子宮筋腫の治療に使われるピルについて、その効果や注意点についてご紹介しましょう。

子宮筋腫の治療に使われるピル

子宮筋腫の治療にはピル=経口避妊薬が使われることがあります。

ピルといえば、一般的に避妊薬として使われます。

けれども、月経量を減らしたり、月経痛を和らげる効果もあるのでさまざまな治療につかわれるのです。

ピルは、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが含まれています。

ですからピルを使うことで血中ホルモンの濃度があがるのです。

そこで脳が勘違いをして卵巣から分泌されているホルモンを抑制させるのです。

すると子宮内膜が厚くなるのを防いで月経量や月経痛を減らすことができるので効果があるのです。

子宮筋腫の原因とされるエストロゲンが含まれるピルは使いすぎてもよくありません。

ですから、医師に決められた用法容量をしっかりと守ることで治療の効果がでるのです。

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子宮筋腫の治療に使用されるピルの種類

ピルにはさまざまな種類がありますが、子宮筋腫の治療にはどのようなピルがつかわれるのでしょうか?

その種類についてご紹介しましょう。

ピルには低用量ピルと中容量ピルがあります。

そのさは容量の違いですが、治療にも違いがあります。

1.低用量ピルとは

 低用量ピルはプロゲステロンとエストロゲンの2つが配合されています。

 この2つのホルモンのうちエストロゲンが50μg未満のものを低用量ピルといいます。

 低用量ピルは中容量ピルに比べて、ホルモンりょが5分の1から10分の1に減っています。

 ですから副作用が少ないというメリットがあります。

 プロゲステロンとエストロゲンの対比によって配合量が違う2種類があります。

 子宮筋腫が大きくなるなどの副作用がすくないことや、更年期障害のような症状も出ないので使いやすいピルです。

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2.中用量ピルとは

 中用量ピルは低用量ピルよりもホルモンの含有量が多いものをいいます。

 低用量ピルを治療につかっても効果が薄かった場合に中用量ピルを使うことがあります。

 以前は子宮筋腫の治療に低用量ピルをつかっても保険が適用されていませんでした。

 ですから中用量ピルを使うこともあったのですが、現在は低用量ピルも保険が適用されるようになったので始めから中用量ピルを処方されることは少なくなりました。

 

どちらのピルも服用をやめてしまうと自然に排卵がはじまってしまいます。

ですから妊娠や出産を望んでいる女性でも問題なく使用することができます。

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子宮筋腫治療にピルを使用するメリットとデメリット

子宮筋腫の治療には、ピルをしようすることもあります。

もちろん、他の治療法もあるのですがピルを使用するメリットやデメリットはあるのでしょうか?

まずは、メリットからご紹介しましょう。

1.月経痛が軽くなったり、月経量が少なくなるので毎月楽になります。

2.女性ホルモンの効果でお肌の調子が整って、肌荒れやニキビの改善が見られる

3.月経周期をコントロールすることができる

4.骨粗しょう症のリスクが軽減される

このようなメリットがあります。

つぎに、デメリットをご紹介しましょう。

1.ピルを服用したあと、3が月ほど出血や頭痛、吐き気などの症状が見られることがある。

2.乳がん発症のリスクが高まる

3.子宮頸がんのリスクが高まる

4.血栓症に注意が必要になる

このようなデメリットもあります。

1のデメリットにつきましては、服用してすぐにみられる副作用ですが飲んでいくと体が慣れてくるので症状も改善されるでしょう。

しばらく飲んでいても症状が改善されない場合には医師に相談するとよいでしょう。

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このように子宮筋腫の治療には効果が見られるピルですがメリットもデメリットもあります。

実際に処方される前に医師とよく話し合って、わからないこと、気になることはシッカリと質問して納得してから治療をスタートさせましょう。

子宮筋腫の治療に使われるピルについてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、子宮筋腫の治療に使われるピルについて、その種類やメリット、デメリットなどを御紹介しました。

子宮筋腫の治療にはさまざまな方法があります。

ですから必ずしもピルを使用しなくてはいけないわけではありません。

けれども、ピルを使用することで得られる効果も期待できるのです。

ですから、ピルを使用することの意味やメリット、デメリットをしっかりと理解したうえで自分で納得して治療方法を選択することが大切です。

ココでご紹介した子宮筋腫の治療で使われるピルについて、しっかりと学んでください。

また、ピルにもさまざまな種類があります。

自分が使用するピルについても、理解しておくことが大切でしょう。