お腹が張るような痛みがある排卵痛はどうして起こるの?
一般的に女性は生理痛がある方は少なくありません。
けれども、生理中でもないのにお腹が張るような痛みがあったり、下腹部が痛むという症状が起こる方がいます。
そのうえ、生理でもないのに出血がある場合もあります。
このような症状があるのは排卵痛かもしれません。
今回は意外と知られていない排卵痛の原因や対処法についてご紹介していこうと思います。
排卵日にはどのようなことが起こるの?
まずは、排卵日についてお話ししていきましょう。
月経周期は人によって違いますが、28日前後が一般的です。
この間に女性ホルモンによって女性の身体にはいろいろな変化が起こり、妊娠をする準備がおこなわれます。
この期間に妊娠ができる期間は排卵日前後の数日間だけです。
月経周期が28日間の場合には次回月経予定日の約14日前が排卵日となります。
排卵は黄体形成ホルモンの働きで、卵巣から卵子が飛び出して受精を待つことです。
この排卵日前後が月経周期の中でも唯一妊娠が可能な時期です。
排卵日に起こるのが排卵痛?
排卵日にどのような症状が起こるのか、それは個人差があります。
その症状はかなりはっきりと感じる人から全く何も感じない人もいます。
さらに症状は1つだけとは限らないので、排卵日を予測したい場合にはいくつかの症状を見るようにしましょう。
排卵日には排卵痛が起こることがあります。
これは排卵日が近づくと、お腹がチクチクとした痛みがあったり、下腹部に痛みを感じることがあります。
お腹の張りのように感じることもあるでしょう。
これが排卵痛で下腹部全体に痛みを感じる人と卵巣の左右どちらかだけ痛みを感じる人など人それぞれです。
なぜこのような痛みがあるのかというと、成熟して大きくなった卵胞が腹膜を刺激していたり、卵巣から卵子が飛び出す時に出血を起こしその時腹膜が刺激されることが原因と考えられるのです。
もちろん、排卵痛は感じない人もいます。
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排卵日と排卵痛には関係があるの?
排卵日と排卵痛はどのような関係があるのでしょうか?
排卵前は、卵子をつつく卵胞が発達して大きくなりすぎてお腹が圧迫されるような下腹部の痛みを感じることがあります
排卵の瞬間は、卵胞が破れたことで痛みを感じます。
また、卵胞が発達しすぎても痛みを感じることがあります。
排卵後は、卵胞が破れた後の出血が原因の痛みがあります。
このような痛みは排卵痛と考えられます。
排卵痛が起こるのは場所が変わることがある?
排卵日は、月ごとに違う左右の卵巣から交互に卵子が放出されます。
ですから、排卵痛を感じる場所も右の時もあれば左の時もあります。
また、右の時だけ痛みを感じる人もいますがこれは異常ではありません。
卵巣だけでなく下腹部全体に痛みを感じる人も少なくないです。
排卵痛を予防するにはどうしたらいいの?
自分が毎月感じるお腹のハリや痛みが排卵痛であることがわかったら、対策をしたいものです。
ですから、ここで排卵痛を和らげる、または予防する方法をご紹介していきましょう。
1.冷えをとる
女性の多くが冷え性であると言われていますが、この冷えが女性にとってはさまざまなトラブルの原因ともなっています。
この冷えは、排卵痛にも影響をしています。
ですから、普段からとくに下半身を冷さないように気を付けて生活したいものです。
冷え対策としては、しっかりと入浴をすることです。
どうしても夏場などはシャワーだけで済ませてしまう人もいますが、しっかりと湯船につかって体の芯から温めることが大切です。
そして、定期的に運動をしたり体を温めるような食事を心がけることなども大切です。
洋服選びもできるだけ体を冷さないようなものにしましょう。
2.食生活を改善する
栄養バランスのよい食事をとることを心がけることもたいせつです。
とくに排卵痛に効果があるとされる、ナッツ類や大豆、ニンジンやセロリなどのせり科の野菜、プルーンなどを積極的に摂るようにしましょう。
このように普段の生活でちょっとしたことを改善するだけでも排卵痛を予防することができます。
起こってしまった排卵痛でもお腹を温めることで痛みを改善することができるので試してみてください。
お腹が張るような痛みの排卵痛の原因まとめ
いかがでしたか?
今回は、お腹が張るような痛みや下腹部痛などがある排卵痛について原因や改善策をご紹介してまいりました。
排卵痛は生理痛とは違い生理中になるのではないので、痛みの原因がわかりにくいかもしれません。
けれども、いつも同じような時期に同じような痛みがある場合には排卵痛と考えられます。
改善方法は冷えを摂ることや栄養バランスの良い食事などです。
生理痛と同じく排卵痛も個人差があるのでその痛みがあまり理解されないこともあります。
けれども、痛みがある場合には少しでも改善できるように心がけましょう。