子宮肉腫って子宮筋腫とは違うの?その症状や治療法は?

女性特有の病気として知られている子宮筋腫。

子宮筋腫は良性の腫瘍なので、それ自体が命に関わるものではありません。

また、成人女性の4,5人に1人が持っているともいわれています。

そして、名前は似ていますが子宮肉腫という病気もあります。

今回は、子宮肉腫と子宮筋腫の違いや症状、治療法などについてご紹介しましょう。

子宮肉腫とはどのような病気?

まずは、子宮肉腫についてどのような病気なのかご紹介していきましょう。

子宮肉腫は、子宮にできる悪性腫瘍の一種になります。

子宮にできる悪性腫瘍にはほかに子宮頚がん、子宮体がんがあり、子宮頸がんは子宮頸部の上皮に発生します。

子宮体がんは子宮内膜に腫瘍が発生します。

子宮肉腫の場合は、子宮体部の筋肉などの内膜以外の部分に悪性の腫瘍ができる病気になります。

肉腫ができる部分によって3つの種類に分けることができます。

1.がん肉腫(ミューラー管混合肉腫)

 がん肉腫は、子宮肉腫の中でも4割近く発症していて、5年生存率が発見されたステージ全期間の平均で31%といわれています。

 発症する平均年齢が60歳で若い年齢での発症は珍しいですが、完治する可能性も高くありません。

 子宮体がんとも似ている腫瘍です。

2.平滑筋肉腫

 
 平滑筋肉腫は、平滑筋という血管の壁などをつくる筋肉にできる肉腫です。

 婦人科系がんで子宮肉腫の中で48%をしめていて、平均年齢が49歳と若い人にも見られます。

 5年生存率は38%と再発率も高く、がん肉腫とおなじく完治する確率は高くありません。

3.子宮内膜間質肉腫

 子宮内膜間質肉腫は、低悪性度と高悪性度があります。

 子宮肉腫のうちの約1割が子宮内膜間質肉腫で、生存率が36%といわれています。

 平均年齢が62歳で高齢な方に多いがんです。

このようにタイプによって生存率なども違ってきます。

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どうして子宮肉腫になるの?

では、なぜ子宮肉腫になってしまうのでしょうか?

じつは、子宮肉腫はまだ原因がわかっていません。

けれども、乳がん治療などで使われるタモキシフェンという薬を使った経験があったり、骨盤内に放射線治療歴がある場合は子宮肉腫の発症率が高くなると言われています。

閉経、肥満、糖尿病、高血圧なども子宮肉腫の発症リスクが上昇すると考えられています。

子宮肉腫になるとどのような症状がでるの?

では、子宮肉腫になるとどのような自覚症状がでるのでしょうか?

じつは、子宮肉腫の初期はとくに自覚症状はありません。

そして、進行してしまうと不正出血や下腹部痛などの症状がでます。

腹痛や下腹部の違和感を感じる人もいます。

ただ、症状が子宮筋腫の症状ににているので、手術して検査後に肉腫とわかることもあります。

子宮筋腫の場合には、閉経後に小さくなるのが一般的です。

けれども、閉経しても大きくなっていく腫瘍は子宮肉腫の可能性があります。

治療法としては、可能なら手術を行うことが一番です。

子宮をすべて取り除く方法と両側の卵巣や卵管などを取り除く方法などがあります。

転移を防ぐために骨盤内と大動脈にそったリンパ節も同時に取り除くことが進められています。

そして、手術後は再発や転移を防ぐために、放射線療法や化学療法を行います。

子宮肉腫の検査のタイミングは?

では、子宮肉腫かどうかを知りたいときに検査はどのタイミングでうければよいのでしょうか?

子宮肉腫は、上でもご紹介したように初期の段階では自覚症状がありません。

さらに、子宮肉腫は見た目も症状も子宮筋腫によく似ているので間違えてしまうことがあります。

痛み、不正出血、腰痛などの子宮筋腫のような自覚症状があった場合には早めに婦人科で検査をしてもらいましょう。

子宮肉腫自体はとても珍しい病気ですが、見つかると治療も難しいので早めに発見することが大切です。

ですから、定期的に婦人科検診を受けることが発見の近道になります。

子宮肉腫は予防できるの?

では、子宮肉腫は予防することができるのでしょうか?

残念ながら、子宮肉腫の原因自体まだはっきりしていません。

ですから、子宮肉腫を完全に予防することは難しいです。

そのため、定期検査で婦人科検診を行うことがポイントとなります。

生理の時以外に不正出血があったり腹痛などの体調に変化があれば早めに婦人科を受診しましょう。

子宮肉腫って子宮筋腫とは違いとその症状や治療法についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、子宮肉腫と子宮筋腫の違いやその症状や治療法についてご紹介してまいりました。

子宮筋腫は一般的な女性特有の病気ですが、子宮肉腫は珍しい病気です。

子宮肉腫は、腫瘍は悪性になるので5年生存率がどのくらいの割合かなどが気になります。

自覚症状がない子宮肉腫ですが、気になる症状があればすぐに医師に相談するのが一番です。

もちろん、定期的に婦人科系の検査を行うことが一番おすすめします。