子宮内膜増殖症とはどんな病気なの?治療法は?

子宮筋腫について調べていると、「子宮内膜増殖症」という言葉をよく見かけます。

実際にこの名前を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか?

私自身も今まで一度も聞いたことのない名前でした。

では、子宮内膜増殖症とはいったいどのような病気なのでしょうか?

今回は、気になる子宮内膜増殖症について原因や治療法も合わせてご紹介していこうと思います。

ぜひ、参考になさってくださいね。

子宮内膜増殖症とは?


出典:http://fujinka-byoki.com/

まずは、子宮内膜増殖症についてご紹介していきましょう。

子宮内膜増殖症とは、子宮の内側を覆っている子宮内膜をが過剰に増えてしまって厚くなってしまう病気です。

子宮内膜の腺細胞が正常な状態で、数だけ増えている場合が子宮内膜増殖症です。

細胞が正常ではなく変異している場合には、子宮内膜異形増殖症と呼ばれます。

このどちらの場合でも増殖する過程で子宮内膜の細胞が癌化して子宮体癌や子宮内膜癌に進行する可能性もあるので注意が必要です。

子宮内膜増殖症が癌に進展する確率としては1~3パーセントであまり高くありませんが、子宮内膜異形増殖症の場合には単純系で約8%、複雑型で約20から30%と高くなっています。

なぜ子宮内膜増殖症になるの?

では、どうして子宮内膜増殖症になるのでしょうか?

私達の身体には、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンがあります。

この二つがバランスよく分泌されることで生理周期が作りだされています。

子宮内膜は月経終了後から排卵までの間にエストロゲンが卵巣から分泌される影響を受けて、受精卵が着床しやすくなるように分厚くなります。

けえども、エストロゲンに対するプロゲステロンの作用が失われてしまうとエストロゲンによって刺激が強くなります。

このとき子宮内膜が過剰に増殖してしまいます。

エストロゲンが過剰に刺激されるのは、ホルモン療法によってエストロゲン製剤を長期にわたりしようしたり、肥満や多嚢胞性卵巣症候群なども原因となります。

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子宮内膜増殖症ではどのような症状があるの?

では、子宮内膜増殖症になるとどのような症状がでるのでしょうか?

子宮内膜増殖症になると、生理の時の経血量が多くなったり、生理とは関係ない時期に出血があったりします。

また無排卵や月経不順などの症状が出る場合もあります。

ほかにも、出血量が増えて動悸や貧血などの症状を訴える場合もあります。

子宮内膜増殖症になると、症状によっては受精卵が着床しにくい着床障害などの可能性もあります。

ですから不妊の原因となることもあるのです。

子宮内膜増殖症の治療はどのように行うの?

では、子宮内膜増殖症だとわかったらどのような治療が行われるのでしょうか?

子宮内膜増殖症の治療には腺細胞に異形があるかどうかや妊娠を希望しているかどうかによっても治療法がちがいます。

子宮内膜増殖症で腺細胞に異形が認められない場合の治療

異形がなくて症状が比較的軽い場合には、定期検査で経過観察となる場合が多いでしょう。

様子をみていて病変などがないと分かれば酢酸メドロキシプロゲステロンという薬をつかいます。

これは、女性ホルモンのプロゲステロンを補うことができるので、過剰に増殖してしまった子宮内膜を正常な状態に戻すのです。

また、症状により手術を行うこともあります。

子宮内膜増殖症で腺細胞に異形が認められた場合の治療

子宮内膜異型増殖症と診断された場合には、子宮体癌になる確率も高いので手術か保存療法になります。

病気が進行していて妊娠を希望していない場合には、子宮を全摘出することもあります。

けれども、妊娠を希望している杯には、専用の器具で子宮内膜の組織を削る検査を定期的に行います。

さらに抗エストロゲン作用のある薬をつかったり、低用量の黄体ホルモン療法もおこない病気の進行をおさえます。

このように症状や妊娠の希望などによりいくつかの治療法が選択できます。

子宮内膜増殖症は、自覚症状がすくない病気ですが発見した時点で直ぐに治療を行うことが大切です。

ご紹介したように癌へ移行する可能性もある病気ですので、できるだけ早く発見することが大切です。

そのため、生理痛や月経時の異常など婦人科系で気になる症状がある場合には一度医師に相談して検査をしてもらうとよいでしょう。

子宮内膜増殖症という病気と治療法についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は子宮内膜増殖症という病気とその治療法についてご紹介しました。

子宮内膜増殖症という言葉自体はじめて聞いたという方も多いのではないでしょうか

実際にはよくある病気ともいえますが症状によっては癌にも移行する可能性がある病気ですので早期発見で治療したいものです。

ご紹介したような症状がある場合には、早めに医師に相談してみましょう。

治療方法もいろいろあるので、安心して治療を行えると思います。

今回の記事が症状の参考になればと思っています。